【ローマ】ヴァチカン美術館、システィーナ礼拝堂、サン・ピエトロ大聖堂ツアー

ヴァチカン美術館近くにあるツアー会社前に9:50集合。ヴァチカン市国から徒歩10分ほどのホテルに滞在していたので、心に余裕を持ちながら集合場所に向かう。
私が参加したのは以下のツアー
【優先入場】ヴァチカン美術館+システィーナ礼拝堂+サン・ピエトロ大聖堂 半日ツアー
ガイドはローマ在住、ガイド歴が長いという男性、樋口さん。グループは日本人が12人ほどだった。樋口さんはヴァチカンガイド界隈で有名な方のようで、他の方のブログにも数々エピソードが載っていた。

樋口さんによるヴァチカンの説明
ヴァチカン市国には825名が住んでいるとのこと。その内訳は、ヴァチカンのパスポートを持っている、国民246人と枢機卿211名。またスイス兵などヴァチカンで働いている人を合わせると全部で825名ということだ。

ガイド付きツアーなので、美術館入り口に並ぶことなく、スイスイと予定時間に入ることが出来た。やはり予約をしていてよかった!
システィーナ礼拝堂では「ガイド禁止」ということで、ヴァチカン美術館に入場してすぐのスロープのところで、天井画の説明をしてくれた。iPadを使いながら、とても具体的な説明があり、キリストの処刑の絵について、胸元の傷がある絵とない絵の違いを知ることが出来た。


システィーナ礼拝堂は思い描いていた通りの何とも言えない素敵な場所だった。
天井画は立って見上げるのだけど、壁側に椅子もあり、座ってみることも出来る。その天井からの圧を感じながら世界中からの鑑賞者は各国の言葉でみんな会話している。
だから「ザワザワ」がすごい。トレビの泉に続き、ここも見る人の声が重なり合う。
するとその「ザワザワ」に対してたまに
「クワイエット」
と施設の方が大きな声でみんなを沈める。そしてしばらくするとまた「ザワザワ」してくる。「クワイエット」と「ザワザワ」の繰り返し。
途中、客の中の赤ちゃんが泣きだしてしまったときがあったが、それに対しては「クワイエット」とならない。赤ちゃんの泣き声は違うのだ。
【ローマ観光での失敗】イタリアンポストでバス罰金の支払い【無の境地】

一昨日の私のチケット機械へのクレジットカードタッチ失敗によるバスの罰金の支払いをしに郵便局へ(泣)自国以外で、郵便局で支払いする観光客はそういないだろう。
運よく(?)ホテルとヴァチカン市国の間の場所に郵便局があり、行きやすかった(笑)
入り口から中へ入ると、日本と同様に番号カードを取る機械が置いてある。
目的別に番号カードを取って、順番を待つのだけど、まず私はイタリア語が分からない。だからどの項目を選べばよいのかが分からない。
携帯カメラでのGoogle翻訳も単語単位となると役に立たず、意味をなさなかったので、他に用事できているローカルの人に聞きながらやっと選んだ。
支払い完了。これで帰国後にイタリア政府から取り立ての催促をされなくて済む(笑)

無事支払いするも郵便局の手数料を取られた。きっとWebでやればこの手数料は取られなかったのだろう。バスの中でそんな説明をされた気もしてきた。あのバスの中で捕まった(笑)時には何も考えられなかったし、よく英語が聞き取れなかったから仕方がない。
イタリアは分かりづらいシステムで観光客からお金を取る仕組みを採用している、優しくない国なのかもと思う。
法外な罰金を払いたくなければ、イタリアのバスの乗り方など仕組みを事前にしっかり調べること
【ローマ観光ランチ】ホテルのレセプションの人に聞いて遅いランチ

もう14時ぐらい。ホテルに戻る。レセプションでおすすめのレストランを聞いた。ホテルからすぐにレストランを紹介されたので、疲れていたが、勢い落とさないようすぐに行ってみた。
コロッセオへ行く前に食べた「アーティチョーク」の料理がとても美味しかったので、もう一度食べたいと思い、メニューにあったので頼んだが、もう季節が終わったので提供できないとのことだった。
「一昨日、他のお店にはあったよ」と会話するのも疲れていたので、素直に別のものを注文することにした。
スップリがあり初挑戦。ただのライスコロッケだと思っていたが、結構しっかり味つけがしてあって予想以上に美味しい。お代わりをしてしまった。

メインはよく分からず頼んだのだが、あれ?なんか違うぞというものが来た!バーニャカウダみたいな?これはイタリアン料理か聞いたら、ここが発祥の料理だ、みたいなことを言われた。


ランチ最終の時間で入店したが、流れる空気がのんびりでもうちょっとここに居たいと思い、そこでデザートも食べることに。
「ティラミスはこのレストランの手作りだからおすすめ」
と言われ、それをオーダーした。コーヒーがたっぷり染みていて本場を感じた。

スマホ充電の目的もあり、ホテルへ戻り休憩。
【ローマ観光でのおすすめ】滞在中2回目 ヴァチカン美術館へ再び

ヴァチカン美術館はガイドツアーでは自分が見たくても見られない箇所がある。それならばと、旅行前に公式サイトで同日の16時に予約をしていたので本日2回目の訪問となる。
相変わらず、入り口付近にたくさんの人がいる。2回目の訪問でも今度は一人行動の緊張もあり、場に慣れない。
オーディオガイドを借りて、ガイドツアーでは行かなかったところを中心に周った。
さきほどはラファエロの部屋にも行かなかったので、以前に従姉が絶対に見たほうが良い!と絶賛していた「アテネの学堂」を見た。

ふーん。いろんな偉人がいるね。壁という平面に描かれているのに人の生活の一部を切り取ったような、話し声が聞こえてきそうな、登場人物がみな生き生きとしていた。絵の中のラファエロさんがこちらを見ていた。
ヴァチカン美術館は、一日で見尽くすことが出来るわけないほどの美術品の数々。長期滞在が難しい場合、ポイントを絞って鑑賞する必要がある。
そんな時にガイドツアーは便利だが、今回の私のように見たいと思っていた「ラファエロの間」に行かない場合があるので、ツアーを選ぶ時は周る部屋を事前に確認しておくと良い。
【ローマ観光ディナー】ローマで最後の夕食Ristorante Wine Bar De’ Penitenzieri

ヴァチカン市国のサン・ピエトロ広場を通り抜けて、夕食へ。
まっぷるに載っていて気になっていた、一昨日の日曜日に場所を下見に来たところ。地元の人らしき人で賑わっている。店内か外か選べたけど、涼しそうだし店内にした。

沢山の量を食べられない日本人におすすめと載っていたプレートを頼んだ。だけど目的のものがメニューに載っていなくて、どれを頼めばよいのかな、、、なんて思いながら、まずお手洗いに行くことに。その帰りに他のグループのテーブルを見ると、そのプレートらしきものを食べている方がいる。お店のスタッフに
「私もあれを頼みたい」
と手で指し示しながらお願いしたら、
「あれね」
と分かってくれた。
「牡蠣が付けられる」みたいなことを言われただけど、食べたくてもそんなに量を食べられないから「ノー」と答える。
まずビールでのどを潤す。イタリアワインを飲みたいのは山々だが、身体が重くなるのでこの旅行では避けている。

ビールとワンプレートが揃ったところで
「写真撮ってほしいです!」
とお店スタッフにお願いしたら、快く引き受けてくれた。

ところが、ポテトチップスやハムチーズの挟まったパンも付いてくるではないか。まさか次に運ばれてくるものがあると思わなかったので、全部揃ったときに2回目の撮影をお願いしたら、
「3回目撮る時は食べ終わった時だね。また私を呼びなさい」
とウィンクしながら言ってくれた。

嫌味っぽくなく、ノリの良い感じで言ってくれたことが嬉しく、とても楽しい気分になった。隣の席にいたローカルのカップルも私たちの会話を聞いて笑っていた。アジア人は写真撮るのが好きね~という感じなのかもしれない。
ポテトチップスが私には多すぎるから隣のカップルに私の分を食べてもらえないか聞いたが、「我々も多いと思っているのだよ」と返された。食事ではなくワインを楽しみたいカップルのようだった。帰り際にそのカップルの男性の方が私に
「エンジョイ!」
と声をかけてくれた。嬉しい。
明日はフィレンツェへの移動日だ。ホテルへ戻り、チェックアウトに備えパッキングをする。
【今日の支出】ローマ観光3日目
ローマの郵便局へ行ってバスの罰金を支払ったよ!
- イタリアンポスト 56.90€(痛すぎる支出)
- ランチ ホテルおすすめのレストランAi Balestrari 20€
- ヴァチカン周りの雑貨店 アルファベットキーホルダー 1€
- ヴァチカンオーディオガイド 現金8.5€ぐらい
- ヴァチカン内のお土産店 絵葉書2枚 色鉛筆2本 8.5€
- ヴァチカン内のお土産店 ロザリオなどのセット 49€
- ヴァチカン周辺のレストランRistorante Wine Bar De’ Penitenzieri 12€
- 合計 147.4€ 約24,910円
- (日本でのWeb予約)ヴァチカン半日ツアー14,915円(VELTRA)
- (日本でのWeb予約)ヴァチカン美術館予約入場券25€(公式サイト)