女性で、メンズウォッチなどの大きいサイズを着けても大丈夫ですか?
結論から申し上げますと、
女性が大きいサイズやメンズウォッチを着けても大丈夫、問題なしです。
なぜなら、基本、時計は自分のつけたいものを着けるのが正しい選び方だからです。
でも、メンズウォッチで格好いいのがあったとしても女性にはやっぱり大きすぎて変かな?と悩みますよね。
時代の流れや時計のトレンドを見てみますと、
- ジェンダーレス、多様性
- シェアウォッチ
といった考え方があります。
ジェンダーレスは、「物」に関しても「男のもの」「女のもの」とあえて分けなくて良いという考え方が含まれます。
またシェアウォッチというのは、1本の時計をパートナーや家族とシェアして使うことをいいますが、
異性と時計を使い合うということから、サイズやデザインもお互いが納得するものを選ぶことになります。
よってシェアウォッチでは、女性にとっては大きいサイズの腕時計になることがあります。
だから、女性が大きいサイズの腕時計を着けるのは、自然な流れですし、ダサくないです。
だけど、大きいサイズの時計をどれを選んだら良いのか、分かりづらいですよね?
ここでは私えいさん★が、長年時計を分析してきた経験から女性でも着けやすい腕時計の選び方を紹介します。
この記事を読めば、大きいサイズの腕時計に対する不安が無くなり、選びやすくなること間違いなしです!
■この記事を読んでわかること
- 大きいサイズの腕時計のトレンド
- 大きいサイズの腕時計を選ぶメリット・デメリット
- 大きいサイズの腕時計の選び方
■この記事を書いている人
・時計業界歴:20年以上
・勤務先:某時計メーカーのマーケティング部門
・今まで調査分析したブランド:
1000円台のカジュアル時計から宝飾時計まで100ブランド以上
大きいサイズの時計のトレンド
時計のトレンドというのは、スイスなど高価格帯の時計を源流にして周期的に変わるものです。
2021年に入ってから
「グリーンダイアル(緑色の文字盤)や「小型化」
が各社新製品で取り上げられたり、
各ブランドでは、1940年とか昔に作ったものの復刻版を発売したり、トレンドがまさに周期的に変わっています。
大きいサイズの腕時計のことを時計の業界では、「ビッグフェイス」とか「ビッグケース」と呼びますが、
ビッグフェイス:大きいサイズの時計は、2010年代にトレンドが出てきてから、一定の人気を常に集めています。
レディースウォッチのトレンド
レディースウォッチに関しても、少なからずそういったトレンドの影響を受けています。
レディースウォッチの場合は、ファッション要素がより高いので、そこに女性ならではの、
「赤」「ルージュ」
などカラーを中心にしたテーマにしたものも加えられてきます。
また、時計業界の最新トレンドとして、
スイス時計のブランドではメンズウォッチ、レディースウォッチと分けなくなりつつある
という傾向があります。
シェアウォッチのすすめ
シェアウオッチという時計のトレンドがあるのをご存じですか?
シェアウォッチとは、以下のような新しい時計の使い方です。
恋人同士、ご夫婦でなどで、男性と女性が同じ時計を共用すること
「ジェンダーレス」「多様性」などの時代背景の重なりも後押しとなっていますが、
「男のもの」「女のもの」という考え方も多様化しているこの世界ではなくなりつつあります。
時計はどんな人にも平等に与えられています。
女性が大きいサイズの腕時計やメンズウォッチを着けることを楽しんでも良い時代です。逆もまたしかり。
2人の共有のものとして使えば、お金を出し合ってワンランク上の高級時計を思い切って選べそうです。
女性でも男性でも良い時計を見つけて使いましょう!!!
大きいサイズの腕時計を選ぶメリット・デメリット
大きいサイズを着けるメリットとデメリットを挙げてみます。
大きいサイズを着けるメリット
- ファッションのポイントになりやすい
- ファッション感度が高いと思われる
- 時刻が読みやすい
ファッションのポイントになりやすい
特にメンズライクなファッションでは、ビッグフェイスをアクセントとして楽しむことが出来ます。
ファッション感度が高いと思われる
大きいサイズは常に毎日着けるというよりも、そのシーンによって使い分けましょう。
時計をアクセサリーのように変えられれば、ファッションを楽しんでることが周りの方にも伝わり、「ファッション感度が高い人」として思われます。
時刻が読みやすい
単純に時刻は読みやすくなりますね。ただ、少し間伸する印象があるので選び方には気をつけましょう
大きいサイズを着けるデメリット
- 大きな腕時計は装着感が悪い
- 間延びした印象を人に与える
- TPOを選ぶ
大きな腕時計は装着感が悪い
時計は、小さく薄い時計ほど腕によくなじみます。
ただ、最近では人間工学の観点から時計デザインの研究もされてきています。
装着感については、実際に着けてみないと分からないので、気になる大きいサイズの腕時計があるなら、面倒に思っても店頭で装着しながら、重みや厚さを調べましょう。
間延びした印象を与えるようになる
白文字盤に数字と針だけ、というようなシンプルな時計は、大きいサイズの場合間延びした印象があります。
数字が出っぱっているなど、立体的になっていると、間延びは避けられます。文字盤のデザインには気をつけましょう。
TPOを選ぶ
大きいサイズは存在感があるので、ファッションを楽しむシーンでは映えます。
ただ一方で、フォーマル、ドレッシーな服装には合わないです。
使用するシーンを選ぶことは、知っておいた方が良いです。
大きいサイズの腕時計の選び方
大きいサイズの腕時計を選ぶポイントは
手首の太さと時計の大きさのバランス
を見ながら
- デザイン
- サイズと形
- 重さ
を選ぶことが重要です。
デザイン
大きいサイズの時計をシェアウォッチとして使うなら、避けた方が良いデザインがあります。
男らしいパイロットウォッチ
フェミニンすぎるもの
シェアをしないにしてもデザインは、どちらかのジェンダーに寄っていないほうがスッキリと使いやすいです。
シェアするなら、一緒に話しながらデザインを選べば、そのあたりの問題はないですね。
サイズと形
サイズについては、
40mmの時計を女性が着けるというのもありです。
男性が30mmの時計を着けるというのもありです。
32mmから38mmサイズあたりを選べば、男女兼用で使いやすいです。
形については、
例えば、丸い時計で40mmはまさに存在感があります。もしそれが気になるなら、長方形もあります。
長方形の時計を選べば、縦が40mmだとしても横は27mmとかになりますので、すっきりと着けやすくなります。
ロンジンの時計で見てみると、ドルチェビータは四角形で横が短いので43.8mmでも着けやすいのではないでしょうか?
※ロンジンとは、
185年以上の歴史を持ち、「エレガンス、伝統、パフォーマンス」をテーマに時計政策を続けている、スイスのブランド
ロンジンのサイトでは一応は、メンズレディースと便宜上分かれていますが、どちらを男性がしても女性がしてもOKです。
手首と文字盤のバランスを確認しながらデザインを選んでみてくださいね。
大きいサイズの時計の重さ
電池式か機械式時計のどちらを選ぶか、について
軽さを求めるなら電池式
重さを気にしないなら、機械式でも電池式でもOK
少しでも軽量にしたい方は電池式クォーツ時計が良いです。
なぜなら、機械式時計の方がクォーツ時計よりも重量があるからです。
重力感も試着時に感じてみてください。
大きいサイズの腕時計を探す時は、「デザイン」「サイズ」「形」「重さ」に注目して選んでみてください。
まとめ:自分に合った大きいサイズを見つけよう
大きいサイズの時計について、いかがでしたか?
最後にお願いしたいのは、
大きいサイズの腕時計を選ぶときは、試着をしよう
です!
試着して、もし快適でなければ、その大きいサイズの時計を購入すべきではないです。
腕時計は、一つのものを使い続けていても良いですし、ファッションとか時計もそのシーンによってアクセサリーのように変えられます。腕時計を着ける選択肢がどんどん広がっているのです。
個性を出しやすい、大きいサイズの腕時計を着けてみてはいかがでしょうか。