【イタリアひとり旅行記】フィレンツェ⇒ローマ⇒東京へ帰る(24年6月15日)

目次

【フィレンツェ観光】最終日の朝散歩

朝のサンタマリアノヴェッラ駅

サンタマリアノヴェッラ駅に行き、購入済みのローマ・テルミニから空港までのチケットがキチンと使えるか窓口で確認。

・乗車10分前に来れば良い

・チケットは乗る前にチェックイン

前日のチケット売り場のお姉さんの言っていた内容と同じで、確認できた。

さぁ、フィレンツェラスト、小一時間の観光だ!

フィレンツェ観光のトリはやはりココ、ドゥオモ方面へ向かう。

向かう道すがら、革製品の屋台の準備に出会う。こういう屋台での買い物、今回の旅行ではゆっくりと出来なかった。

開店準備中の屋台

中央市場に立ち寄るも時間が早すぎて2階へは進めないようになっていた。

朝の中央市場前

1階でオープンしているのは食べ物屋と乾物屋。

昨日も開いていたオリーブオイル、バルサミコ酢のお店もやっていた。

バルサミコ酢はお土産として買うものリストになっていたので、いろんな種類を見たかったが、買いやすい価格のものはなかなか出会えなかった。お手ごろ価格なのは結局このお店だけか。

昨日買ったのと同じものをもう一本とトリュフ塩を買うことに。旅の恥は掻き捨てだから一応値段交渉をしてみる。

「昨日一本ここで買って、今日今ここでまた買う、ディスカウントお願い!」

即答で

「すでにベストスライスだ」

まったくもって相手にされなかった。オーナーなのかな?布施明によく似た綺麗な顔のイタリア系女性だった。

ドゥオモへ移動。何度でも写真を撮りたくなる場所だ。

朝のドゥオモ

朝のドゥオモ周辺はほとんど人がいない。モノを運ぶ人とか通勤の人、観光客が少し。

自分も写るために近くにいた南米風の綺麗なおじさんにお願いして撮ってもらった。おじさんはお願いせずともいろんな角度に動いて撮ってくれた。ありがたや。

朝も夜も蛍光色の服着たお掃除の人を見かけた。昼間ものすごい数の観光客が訪れるこの街がすごくきれいに保たれているのはそのお陰か。

お仕事お疲れ様です
サンロレンツォ聖堂。最後となると「この銅像誰だろう?」と急に気になりだす(笑)

ホテルに戻り、8時少し前に食堂へ。

ナディアがいて、朝食時間には少し早いが座っていて良い、と言ってくれた。少し待つとカプチーノを入れてくれた。

ナディアと若い衆。BERNAホテルの食堂

私の席の前にナディアが徐に座った。そして若い衆に入れてもらったエスプレッソを飲んでいる。目を大きく見開いて手ぶりもしながら

「エスプレッソは眠気覚ましだよ」

と言っていた。あと薬も飲んでいたみたい。昨朝、偶然に会った時、健康健診で病院に行くって言っていたけど、何か持病でもあるのだろうか?

鍵が3つ手渡されて謎に思っていたこと、今日のチェックアウトの進め方を教えてもらった。8時半にホテルを出ることを告げ、部屋で最後の支度をして、ナディアにお別れを言う。

「Come again.また来るといいよ」

サラッと言われる。またしてもシンプルだが重みのある言葉だった。

サンタマリアノヴェッラ駅に向かった。といっても1分もかからない。最後まで利便性の高い、一人旅にはピッタリのホテルだった。

【日本帰国】あの悪夢再びとなるのか?フィウミチーノ空港へ向かう

さて、私は日本行きの飛行機に乗ることができるのか?

それには先ず、フィレンツェからローマ・テルミニ駅行きに向かう電車の動きが決め手になる。水曜日の災難が再び訪れるのか?緊張の一日が始まる。

電車のチェックインをスマホで済ませる。発車番線はなかなか表示されない。

サンタマリアノヴェッラ駅の電光掲示板。自分の乗る電車の発車番線を探す
ローマテルミニ駅に向けて出発。ボックスシートで外国人カップルと一緒だった(会話せず)

そして、電車は遅れず定刻にてテルミニ駅に着いた。

この大きな文字が無事見えたときはホッとした。ここまでくれば空港まではもう少し
車内の様子。写真中央の靴の裏、気になりませんか?

テルミニ駅からの車内でチケット確認の方が来た。そこでちょっと気になったのが中央に写っている靴の裏。誰かが履いているのではなく、ただのスニーカーの裏が見えているだけなのだが、初め訳が分からずジロジロ見てしまった。

【フィウミチーノ空港】ITAエアウェイズ要件で右往左往してしまう

無事乗り換えてフィウミチーノ空港にたどり着いた。

フィウミチーノ空港駅

フィウミチーノ空港駅では、飛行機のチェックインできる。駅でのチェックインは初めての体験だ。その場で私の座席について聞いてみた。

「前がスペース広いところが確保できている?」

「普通のエコノミー席が取れているよ」と言われた。

「なぬっ?」

いろいろ問い質したが、ここでは分からないから席を変えるならITAの窓口へ行けと言われる。

念のための確認と思って、ITAのカウンターに行ってみた。

ITAの窓口に来てみた

席のスペースについて確認してもなかなか要領を得ず、窓口とチェックインカウンターをたらい回しにされ、聞きまわった。どうやら私が取った席はエコノミーの普通の席らしい。

なんと!BERUNAホテルでの電話でITAエアウェイズのお姉さんと話して、追加料金払ったのに!

もういいや、疲れて寝るだけだし窓際で誰にも邪魔されず寝てやる!

と切り替えて免税エリアに入った。

ITAエアウェイズの各部門の人に「ここへ行け、あそこへ行け」と言われるままに動いたが、もう少し英語が堪能だったら要点を押さえて話を進められたのかもしれないと思う。

電光掲示板に自分の乗るTOKYO行きがあった!

電光掲示板に載っているのを確認。旅の最終局面では飛行機が何事もなく出発してくれることがありがたいという境地になっていた。

【ローマ フィウミチーノ空港】手荷物検査で待たされる 20分ほど

2019年を最後に久しぶりに今回海外に来たが、チェックインもデジタル化していた。係員は配置されていないが、迷うことがないような仕組みなので、どんどん人が流れる。

それと対照的に人の目を使う荷物検査のところではかなり時間がかかった。私のちょうど前の外国の方が手荷物に刃物を入れていたらしく、流れが止まってしまった。

何処に入っているのか探し出すまでもイタリア人係員はゆっくりペースでやるから時間かかっていた。おそらくキャンプ用のナイフらしきものだったが、結構大きいのが出てきた。

空港職員「刃物を放棄しろ!」

私の前の客「持ち込ませてくれ」

何度も同じやり取りを繰り返している。

結果、勿論持ち込みはできないようだった。手のひらを広げたぐらいの大きさの刃物だったので、これをカバンに入れたという度胸に感心してしまう。

DutyFreeで買い物ができる地点に来るまで20分ぐらいかかった。外的要因の不意打ちがあるから、余裕をもって空港には到着するべきとシミジミ思う。

DFSでのBaciチョコレートは目立つ場所に展示されていた

フィレンツェのスーパーで売っていた7.34€の同じ大きさのチョコレートが19€で売っている!さすが空港価格!!庶民はこんなことに感激している。

空港にはカラフルな待合椅子がある

機内に入る。エコノミークラスの前から3番目の窓際席。お隣は日本人だった。ご夫婦だろうが、女性が隣だったのもありそんなに狭く感じない。快適!ご飯も美味しい。

エコノミー前方の席
機内食のラザニアとビール 

機内食でラザニアが出た!旅行中食べる機会が無かったのでありがたい!

写真左上のデザートが思いもかけず美味だった。

これはまた食べたい、と思いデザート入れ物の裏側の文字「COPPA CANNOLO SCOMPOSTO」を持ち帰り、和訳したら「サディズムとマゾヒズムの感情」と出た。どんなデザートなの?

とはいえ、ネットで調べたらレシピが出てきたので正式なデザート名のようだった。

機内デザートが気になり帰国を調べてみた

リコッタチーズや白ワインが使われていて、いろいろ充実したお味。次回イタリアに行けたらお店で注文して食べてみたい。

【帰国後】ITAエアウェイズ復路の座席について確認、ようやく納得

復路のチケットがエコノミークラスのなかでも前方余裕のある席なのかどうなのか?返金対象なのかどうか、フィウミチーノ空港のITA窓口では「ただのエコノミーだよ」と言われた。また窓口の人には

「ITAエアウェイズに電話して返金を求めろ」

返金してもらえれば良いという話でもないのだけれど、席を変える交渉の余地が無いようだったので、ローマの空港から電話することはしないで(そんな気力もなく)、帰国後に日本語の通じるITAに電話してみた。

日時と便名を伝えて調べてもらったが、私の席は他のエコノミーよりも前方に余裕のある席だということがようやくわかった。確かに座った時に窮屈さは感じなかった。

結局全部うまく収まっていたということが帰国後に分かった(またしても理解が遅い)

ホントにドタバタな一人旅だった。

【イタリア旅行】9日間一人旅のまとめ

旅行中はいろんな場面に出くわした。

・コロッセオのガイドツアーに参加できないかも

・フィレンツェへ着くまでの何処に自分がいるのか分からない状況

・フィレンツェはバス停の数がありすぎてミケランジェロ広場行きがなかなか見つからなかった

などなど、挙げればキリがない。とはいえそれらも、おとなしくやり過ごせば、その場は静かに収まることも多かったのかと思う。

だけど、自らを奮い立たせ首を突っ込み、いろいろ交渉して行きたかった所へ辿り着き、目的が叶い、本当に充実した旅になった。

6月の暑い中、9日間のイタリア旅行を終えて体力的には限界だったのか、そのあと公私ともども忙しかったこともあり、帰国後1か月たった7月末に発熱、コロナになった。(2024年にして初めての感染)。私のドタバタ旅はここまでが1セットなのかもしれない。

後ろ髪を引かれる思いで帰ってきた。また絶対に行く。

今度イタリアに行くときには宗教や文化の背景を学んで、そしてもっとゆっくりとした時間を取れるようにしたい。

この記事を書いた人

国産時計メーカー勤務歴20年以上の私、えいさんが、海外ブランドの可愛いファッション時計に魅せられ、その魅力を多くの方にお届けしたく発信しています。詳しくはプロフィールページへ

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