映画『キングダム 運命の炎』原作漫画を読んでいない私が見た映画の感想

エンドロールが流れた瞬間に頭の中で叫んだ

「私の中でまだ馮忌は死んでいない!もっと続きが見たいんだよー」

原作を知らずに映画を見るという無謀ともいえる行為、でも見始めて129分後にはこんな感情になっていたのです。

目次

原作の漫画を読んでいなくても映画についていけるのか?

鑑賞前に準備したのは、名前が中国名で覚えづらいかもと思ったので、公式HPで関係図は頭に入れていきました。

少し心配しながら映画館に向かったのですが、大丈夫でした。しっかりとついていけて存分に楽しめました。

キャラクターが立っているので、名前が分からなくなったとしても、衣装やしぐさで関係性が分かりますし、ストーリーの理解は充分にできます。

原作を読まずに映画を見るメリット

純粋に好きな俳優さんの演技をそのまま楽しめる

ただ、原作を読んでからの方が良いなと思った点は、

なぜそんなに「積年の恨み」を持つのか?

といった過去の時間の経過について理解しておくと、より深く感情移入が出来るのでは?と思います。

原作を読まずに映画を見るデメリット

過去の因縁の部分が端折られているので、感情移入が深くできないかも

映画『キングダム 運命の炎』好きなセリフとシーン

映画の後半にある馬陽の戦いにおいて、王騎との頭脳戦に敗れて、信に首を取られてしまう馮忌。

「ありえない!」という顔で亡くなっていき、馮忌役の愛之助さんが俳優として好きな私はなんとも消化できない感情のうちに映画の幕切れとなってしまいました。

映画の前半は紫夏編ということで、なぜ嬴政が中華統一を目指すことになったのかが描かれています。

寺院のような内装の大きな部屋の中で王騎と嬴政が2人きりで対峙する場面は、回想も入りながらの長いシーンで、ど迫力です。2人きりなのでそれぞれが大写しになり、大沢さんの切れ長の目が楽しめます。

回想シーンに出てくる、漂(吉沢さん)と紫夏(杏さん)の関わり方が素敵です。

月夜の晩に二人で話します。

「月が輝いているのは、くじけぬよう励ましてくれているから」

「受けた恩恵は全て次のものへ渡すこと」 紫夏の父が死に際に残した言葉

月の光が入り込む吉沢亮さんの目がとても綺麗です。

映画の前半は吉沢さんの目の美しさがクローズアップされていました。

この映画の主人公は、【信】(山﨑賢人さん)なのですが、個人的にはあまり思い入れが出来ず(原作を読んでいない所以か?)、好きな俳優さんでもある大沢さんの王騎ばかり目で追ってしまいました(笑)

映画『キングダム 運命の炎』から学んだこと

「へーそうなんだ」「え!そうなの?ありえない!!」ということまで学びがありました。

① 戦は兵力(頭数)で決まるのではない。武将の力で決まる
② 人は虐められたり酷い目にあい続けると、味覚、痛覚などの痛みを感じなくなる
③ 受けた恩はその人に返すのではなく、次の世代のものへ返すこと

この学びは現実世界でも通じているのかな?と考えてみました。

戦は兵力(頭数)で決まるのではない。武将の力で決まる

武将を会社の社長としてみたときに、社長の考え方ひとつでその会社の成長が変わるということかなと思いました。社員が質の良いものが集まっていなかったとしてもそれを束ねる社長が理知的であり、ベクトルを示す、社員を鼓舞する言葉がある、などによって、社員たちは自然と力が湧き、強い団体になるのではないか?と思います。そんな会社に属したい!私は、王騎将軍のいる隊に属したい!(笑)

人は虐められたり酷い目にあい続けると、味覚、痛覚などの痛みを感じなくなる

これはちょっと誇張かな?と思いますが、実際に経験がないので分からないです。

受けた恩はその人に返すのではなく、次の世代のものへ返すこと

これは、以前に映画「ペイ・フォワード 可能の王国」 (2001) にあった、【他人から受けた親切を別の3人に返す=ペイ・フォワードをみんなが行なえば、やがて世界は変わるかもしれない。】と同じような行動かなと思いました。素敵な考え方ですよね。

例えば、親孝行をしようと思っていたのに出来ていないまま親が亡くなってしまった後悔があった場合、出来なかった孝行を他の人にしてあげることで、いろんなバランスが取れていくのかな、と考えることがあります。なるべく親孝行はしておきたいですけどね!

映画『キングダム 運命の炎』の感想まとめ

原作漫画を読んでいない人が、映画を見て楽しめるか?に対しては、Yesです。映画『キングダム 運命の炎』は、

  • ストーリー展開が早くない
  • 回想シーンに移る時ちゃんと教えてくれる

ということがあり、視聴者をおいていきません。

それに原作を読んでいないメリットとしては、俳優陣の演技をそのまま楽しめるということです。
原作をしっかり読んでいると、各キャラクターに思い入れが強いことがあり、この俳優さんじゃないのに!プン😡という感情が起こるかもしれませんが、そうでなければ純粋に楽しめるのがメリットかと思います。

特にキングダムは、有名な俳優さんが勢揃いしています。普段ドラマでよく見かける方なのに、その場面しか出ないの?なんてところもありました。

愛之助さんは藤枝梅安を見てから、特に声が好きになり、演技も好きになりました。

大沢たかおさんは、世代的にあこがれの俳優さんという感じで好きだったので、今こんな当たり役が大沢さんに来て、自分のことのように嬉しいです(笑)。

家にあったポスターです。昔はこんなに細くて美しかった王騎

紫夏と行動を共にする亜門役の浅利陽介さんも迫力ある演技で素敵でした。紫夏のことを信じるがゆえに紫夏が恩恵を残す漂に自分も尽くすと決めた最後までがカッコいい。何気に映画の中でインパクトのあるシーンでした。

と、また語ってしまいました(笑)好きかもキングダム!

映画館を選ぼう

THXシアターで鑑賞しましたが、攻防シーンでは馬のドドドドドドドドドと走る音が身体に響いてきて、👍でした。

運命の炎編を見る前に、キングダム、キングダム2を見る方はこちらからチェックしてみてください~。


キングダム

ではキングダムの世界観をお楽しみあれ!

この記事を書いた人

国産時計メーカー勤務歴20年以上の私、えいさんが、海外ブランドの可愛いファッション時計に魅せられ、その魅力を多くの方にお届けしたく発信しています。詳しくはプロフィールページへ

目次
閉じる